妻です。
④の続きです。
東京エクストリームウォーク100、15キロのエイドステーションからまた歩き始めました。
一歩一歩着実にゴールに向かっている。それが歩く原動力。
歩かねば、帰れない。
そんな気持ちが強かったです。
14:30に、平塚市へ。
写真を見るとなんとなくわかりますが、だんだんそれぞれ参加者の歩くペースが決まってきたこともあるのか、近くを歩いているというよりは、距離が出てきたように感じたのもこのあたりです。
私の歩くペースが遅かったということもあると思います(笑)
抜かしたり抜かされたりする人が、だいたい決まってきたのもたぶんこの辺から。
しばらく歩いて、結構長い橋を渡りましたが、この橋がまたつらかった。
ものすごい強風で本当にしんどい。
風にあおられると体力を消耗するので、極力風の強弱に合わせて流されるように歩きましたよ。
橋を渡りきると茅ケ崎市に。
渡り切ってほっと一安心。
2度と歩いて渡りたくない橋(笑)
やっとわたりきって、風の影響もなくなったのですが、この後は違う苦しみが待っていました…。
それはスタートしてから23キロ付近から始まったのです。
それが、海辺の道との戦い。
最初は「わ~海のそばを歩けるんだ~!素敵~!」と、まだまだ散歩気分だったのですが…。
が、だんだんと、この海沿いの道の厳しさを肌で感じることになります。
これはまだいい方。
でも、こういう道は砂に足を取られる。
そして、靴に砂が入る。
時刻はだいたい17時。歩き始めて7時間弱。
足がなんとなく痛くなってきたのもこのあたり。
15分おきくらいにちょっとした休憩をとって、足をストレッチし始めました。
「長時間歩くと、関節が曲がらなくなる」という記事を読んでいたので、30分から40分歩いたら、ちょっと休憩して屈伸をしたり、肩を伸ばしたり。
手も何となくむくんできたように感じて、肩や胸をストレッチしました。
伸ばすと「ジーン」とするのを感じ、あ、これは休憩ごとにやらないとまずいな、とも思ったのも20キロを過ぎたあたりからでしょうか。
そして、足が靴擦れしているように感じて靴下を脱いで足をチェック。
マメ・靴擦れブロックを貼り直し。
スタート前に右足の小指のマメにキズパワーパッドを貼っていたのですが、これがあとあと大変なことに…。
それと!キズパワーパッドとマメ・靴擦れブロックは全く別物ですので、気をつけましょう!
この話はまた後程。
砂の道も大変だけど、こういう道も大変。膝に来る。
ちょっとした隙間に足を取られそうになる。
夕方までの時間で、確か3回ほどお手洗いに。
コンビニのトイレと、コース上の公共のトイレをお借りしました。
トイレ関係は、ほとんど問題なくスムーズ。
もちろん、コンビニで借りた時は水を買ったり、チョコを買ったりしました。
トイレで出すと、すっきりするし、体が楽になる。
出したくなくても、寄れる時は寄るようにして、尿の色も、実は気にしていました。
水分が足りているかどうかが一番気になっていました。暑かったし。
トイレに行ったら水を飲んで、体の循環を保とうと意識的にしていましたね。まだ。
そして1日目は、トイレに座ってもすぐ立ち上がれてました。まだ。
ちょっとここでお財布事情や食糧事情だったりを。
スイカには事前に1万円チャージ、現金は22000円持ってました。
でも、自動販売機で飲み物を買ったのは緊急事態の最初の1本だけで、あとは全部コンビニでスイカ決済。
荷物は極力軽くしようと思っていきましたが、食べ物もアミノバイタルと塩飴くらい。(あとは大好きなビスコ。)
食べたものに関してやトイレの時間も最初はメモしてたのですが、途中からできなくなりました(笑)
途中のエイドステーションでもらったおにぎりは、一つはその場で食べて、もう一つは15時ごろに歩きながらいただきました。
そもそも100キロ歩くのにどのくらいカロリーが必要なのかよくわからない。
でも、体を動かすにはガソリンがいる。
レースの参加者の中には、途中牛丼屋さんによってる人もいたので、食べたいタイミングにみんな食べてたのだと思います。
私も時間を決めることはせず、食べられるときに食べてましたね。
特に食べたのは、バナナ。
トイレを借りたコンビニで購入。
エクアドルで日本人が作った田辺農園バナナも、100キロ歩きながら食べられることになろうとは思っていなかっただろう。
この100キロで、たぶんバナナひと房分くらいは食べた気がする。
でも、バナナは偉大です。
食べたくなくても、食べられる。
バナナ、偉大。
17:34 江の島が見えてきたよ!!!!
この辺りは結構人も多くて、若干イライラ。
キャッキャしやがって!と、心の中で言ってる自分もいました。
いかんいかん。
だんだんとまた自分の世界に入りかけてます。
そんな自分を鎮めようと、江の島を眺めながら休憩していたら、外人さんに声をかけられました。
外:「どこから歩いてるの?」
私:「小田原です。」
外:「え~どこまで?」
私:「東京の朝日新聞社まで。」
外:「何時まで歩くの?」
私:「明日の昼までが制限時間ですね。」
外:「ワオ!自転車貸そうか?」
私:「じゃあ、東京まで取りに来てください(^^)」
外&私:「ハハハ!!!」
この会話でちょっと心が軽くなって、また歩き出せたのでした。
18時前に第1チェックポイント到着!
バナナ&アミノバイタルタイム。
そして気が付く、手の日焼け。
右側が日にずっと当たっていたのでアームカバーの線が…。(お見苦しい手ですみません💦)
日焼け止めは塗りなおしましょうね。
そして、このチェックポイントから、明らかに辛くなってきた…。
妻、これまでの最大距離は、ホノルルマラソンの42.195キロが最大。
ホノルルの時も、35キロ付近から急につらくなったのですが、100キロでもそれは同じだった。
ゼッケンももうボロボロに。
ここは少し長めに休憩。ここからが大きな壁だということは、自分でよくわかっていました。
34キロ地点まではこんなペース。
さぁ、残り66キロ!
To be continued…まだ続く!
投稿者プロフィール

- 元添乗員の旅好きアラフォー主婦です。主に夫婦旅行でその力を発揮しています。プロフィール写真は大好きなイベントでの乾杯風景です。
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