妻です。
まだ続いている100キロウォーク参加レポ。⑤の続き。
実は夕方以降、ここからはしばらく写真がありません。
暗くなってきて写真が撮りづらくなってきたのもありますが、34キロから、リタイヤするか続けるかの葛藤がずっと続いていてそれどころではなかったのです、今思い出すと。
オレンジのチェックポイントから今度は上の方に伸びる道が、夜間歩いたコースです。
第1チェックポイント(34キロ地点)から第2エイドステーション(44キロ)までのこの10キロは、体との戦いでした。
まず、腰が痛い。
ホノルルの時もそうだったのですが、タイツの腰回りの部分が、尋常じゃなく痛くなる。
圧迫されていたくなっているのか、筋肉が痛いのか、謎の痛み。
脱ぐとちょっと楽になるので、圧迫されすぎなのかな。
そして、急に関節が痛くなってくる。
そりゃあそうです。急に歩いたんで。
このあたりから、歩いては止まり、歩いては止まり、がちょっと増えました。
信号待ちでは座ったり、伸ばしたり。
ストレッチをすると少し改善するのですが、歩き出すと元に戻る。
この繰り返しがはじまります。
暗くなってきたこともあって、リュックに、LEDライトをつけます。
夜は、前を歩く人のライトが目印にもなって、良かったです。
「あ、歩いてる仲間がいる。」と思って、心強かった。
私のライトも誰かの励みになっていたらいいな。と思いました。
19時ごろにはこのあたりだったようです。
夫さんに、位置情報を知らせるためにスクショしたものと思われます。
21時頃に第2エイドステーション到着。
もう、写真もブレブレ。風も強かった。
ここでの休憩は、ちょっと泣きそうでした。
もう、歩きたくない。
このまま帰りたい。
本当につらい。
いや、まだ本当につらいのはこれからなのか?
進むのが怖い。
そんなぐるぐるの中にいました。
ここにも飲み物などは用意していただいていましたが、手を付けることもできず。
どうしよう、まだ進むか。
うなだれていたのを覚えています。
夫さんと妹に
「次のチェックポイントでリタイアするかも」
と送りました。
二人とも
「よく頑張った!」
という返事。
とにかく、第2チェックポイントまでは行こう。と思いました。
じゃあ、そのあとはどうする?という問いが生まれます。
そこに対して、まだいけるんじゃないか。いや、やっぱりもう駄目なんじゃないか。と、自分の中でまたぐるぐる。
と、
その時に、急に話しかけられました。
「小田原から歩いてるんですか?」
顔を上げると、近くに住んでいるというご夫婦が、私に話しかけてくれていました。
「はい、そうなんですよ。10時から歩いてます。」
「え~~~!すごい!なんで歩こうと思ったんですか?」
「たまたま…当たりまして…」
「それで歩こうっていうのが信じられないけど、すごいな~」
と会話を続けているうちに、なんとなく元気が出てきた気がする。
ちょっとした会話でも、救われることもあることを実感。
あの時に話しかけていただいたご夫婦に、本当に感謝しています。
この100キロで、都度いろいろな方に話しかけていただき、そのたびに元気をもらいました。
話しかけていただいた皆さんに感謝です。
ちょっと元気が出たので、まずは第2チェックポイントを目指そうと思いました。
ただ、この後ももちろん、
リタイア
の4文字は頭の中をぐるぐるしていました。
それは、戸塚駅を超えるときに、MAXに。
22時頃、戸塚駅を通り過ぎる瞬間、
「今電車に乗ればまだ帰れる。」
と思いました。
でも、乗らなかった。
なぜかはいまだにわかりません。
行ける!と思ったのか、もう判断ができていなかったのか。
深夜に歩いたコースは、ほとんど覚えていない。
忘れたというよりは、覚えていないのです。
寝てたのかな?
12時過ぎに50キロ付近を通過。
やっと後半戦、残り12時間。
でも、ペース的にはまだ希望が見えるペースでした。
まだ続く…
投稿者プロフィール

- 元添乗員の旅好きアラフォー主婦です。主に夫婦旅行でその力を発揮しています。プロフィール写真は大好きなイベントでの乾杯風景です。
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